Office Art
行政サービスのデジタル変革を手掛ける株式会社グラファーが東京渋谷区でオフィスを増設するにあたり、アート制作をさせていただきました。
ギャラリーから出ました
コロナウィルスの影響を受けリモートワークが進む中「オフィスに出社する」という事象が以前より意味を増しているように感じます。
大切な瞬間、シチュエーションが生まれる場所だからこそ、表現者であるアーティストが描く作品を鑑賞し、エネルギーを受け取ることや、心を動かすことが重要なのではないでしょうか。

描いたのはKAC(ケエシ)。広島出身のアーティストであり、高いスプレー缶のコントロール技術を用いて繊細かつ大胆に描かれる表情豊かなキャラクターたちが魅力的です。

グラデーションをかけて描く作品が特徴的な
KAC氏。層を重ねることで現れてくる鮮やかな色彩によって、ツヤや立体感が生まれ、今にも動き出しそうな生命力を感じるキャラクターが表現されていきます

社会で働くことや、生きていく上で困難な事象(雷雲や雨雲)
は訪れますが「止まない雨は無い」という言葉があるように、太陽は晴れ間を射し、月は満ちて灯りを照らす。
といった意味がこめられています。
また、背中合わせに描かれている太陽と月は、いくつもの偶然が重なり日食や月食という現象を
起こします。そんな奇跡を生み出すような強いエネルギーを感じることができる作品によって、
オフィス増設という重要な時機を彩ることができたのではないかと思います。
ギャラリーから出ました