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ミューラル(壁画)を様々な視点から紹介するメディア

【パートナーインタビュー#01】JR東日本スタートアップ 古川詩乃さん


JR東日本スタートアップ株式会社は、JR東日本の持つ資源やネットワークを活用しながら、新しいアイデアや技術を持つスタートアップ企業を支援や協業を行っています。新しい技術やアイディアを募集するJR東日本スタートアッププログラムに採択されたWALL SHAREと共に、2022年にJR沿線の空き壁を活用する実証実験として、神奈川、東京、埼玉エリアの8箇所をミューラルで彩る「MURAL ONE LINE」を行いました。

 *WALL SHAREはJR東日本スタートアッププログラム2021年にて採択されました。


この記事では「MURAL ONE LINE」を実現するうえで欠かせない存在であるJR東日本スタートアップ株式会社の古川さんにお話を伺いました。





熱意あふれる存在、JR東日本スタートアップの古川さん



WALL SHARE(以下、W):古川さんは、JR東日本スタートアップ(株)にて“アソシエイト”というポジションでご活躍されています。具体的にはどんなことをされていますか?


古川さん(以下、F):プログラムを通じて、ベンチャー企業さんがお持ちの技術やアイディアとJR東日本が持っている資源・人財を繋げて、それぞれが単独ではできない部分を補いながら共創活動するためのコーディネートをしています。


W:ありがとうございます。

古川さんは、以前からスタートアップや起業にご関心はありましたか?


F:そうですね。JR東日本スタートアップに出向する以前は、線路のメンテナンスや情報システム部門で働きながら、社内起業に挑戦していました。JRには、自分が考えた事業アイディアを実現できるイントレプレナー制度があって、そういった新しい事業に挑戦する情熱や、チャレンジする文化は素敵だなと思っていました。だからこそ、今のポジションではベンチャー企業の新しい取り組みを応援することができ、非常に嬉しく思っています。



古川さんから見た、ミューラルの良さ


W:応募者の多い、大人気のJR東日本スタートアッププログラムの中で、WALL SHAREはどんな印象でしたか?


F:私のイメージになっちゃうんですけど、(代表の)川添さんはすごいパッションがある人だなと思っていて(笑)。アートに対する想いや情熱的な部分は、アーティストさんからも話を伺っていたぐらいです。だからこそ、著名なアーティストさんを呼ぶことが出来たり、 アーティストさんが今回のプロジェクトに対して協力的に思ってくださったのは、川添さんの人柄とアートに対する想いがあるからこそだと感じました。


W:「ミューラル×JRの壁活用」というアイディアを聞いた時、率直にどう思いましたか?


F:それまでは私たちが所有する建物の壁が、「ミューラルを描くキャンバスとして活用できる」という発想はありませんでした。なので、空き壁をアートを描くために利活用できるのであれば、是非一緒にやってみたいなと思っていました。


W:駅の壁や高架下など、実際に使われている建物の壁を活用する事例は少ないような気がします。実証実験で行ったプロジェクト「MURAL ONE LINE」は都心部にある駅でしたよね?


JR横浜駅の高架下に描かれたミューラル (Mural by PHIL)

F:そうですね。 しかも複数の支社(JR大宮支社、JR横浜支社)が横断する大規模な実証実験でした。


W:複数の駅に描くプロジェクトが実現したのは、古川さんがミューラルを描けるように掛け合ってくださったからこそだと感じています! プロジェクトを進めるにあたって、 難しいと感じる部分はありましたか?


F:ありがとうございます!チームのメンバー、JRのメンターさん、WALL SHAREさんと三位一体だったからこその実現でした!

難しかったポイントとしては、安全に配慮しながら制作するという点です。今回は8作品を駅のホームや周辺に制作をしたのですが、「どうしたらトラブルなく制作できるのか?」、「駅をご利用のお客様がいる中で、どうやって安全性を担保しながら制作をするのか?」などを考慮しながらWALL SAHREさんと相談しながらプロジェクトを進めていました。


JR大宮駅のホームに描かれたミューラル (Mural by Keeenue)

W:なるほど。プロジェクトの背景には、安全面を考えながら進めていたからこそ、事故なく完成することが出来たんですね。 WALL SHAREと協業するにあたって、JR東日本さんにとってどんなメリットがあると感じましたか?


F:今回の実証実験を通じて、2つのメリットがあると感じました。

1つ目は、沿線への愛着を深めていただけることです。今回のプロジェクトでは、埼京線という大きな沿線を彩ることが出来たので、普段から埼京線を利用する多くの方に楽しんでもらえたんじゃないかなと思います。

2つ目は、日常生活の中にホットスポットが生まれる点です。例えば、線路の高架下のような普段足を運ばないような場所でも、ミューラルを描くことでアーティスティックな場所に変化する可能性を秘めているんです。人通りの少ない場所から、人が集まるような場所へ価値を向上させることができる部分は、ミューラルならではの魅力だと思っています。



誰にとってもアートを身近にしていくために、沿線をミューラルで彩る


W:プロジェクト「MURAL ONE LINE」について古川さんの感想をお聞かせいただいてもよろしいでしょうか?


F:今回のプロジェクトはかなり大きい規模だったので、制作時間や展示の期間も含めて長くご一緒させていただきました。私の感想としては、JR東日本グループだけでなく、協賛してくださったリラクゼーションドリンクの「CHILL OUT」さんを含め、外部からも好印象をいただけて良かったなと思います。実際に、制作中の立ち会いにも行かせていただいたのですが、 絵を描いている途中から地域の方々が完成を楽しみにしてくださり、地域の方々が作品に驚かれている様子や喜んでくださる姿はとても感動しました。すごく素敵なプロジェクトに立ち会うことが出来たんだなと嬉しく思っています。


リラクゼーションドリンク「CHILL OUT」さんと共に、ラッパー・田我流さんに依頼をしてできた楽曲「Idea」


W:与野本町駅で制作した時には、 ローカルなエリアでしたが、与野本町ブロガーの方が日々Twitterに上げてくださったり、お年寄りの方まですごく喜んでくださったり、すごく反応が良かったですよね。


F:そうでしたね。消したくないっていう声 もたくさんあったんです。次は残る壁画や、毎年更新されるような壁画があると良いなと思いました。



JR与野本町駅の制作風景 (Mural by Yohei Takahashi/高橋洋平)

W:今後も、また一緒に沿線をミューラルで彩って、まちの方に楽しんでいただく機会を増やしていきたいなと思っています。駅や沿線 でミューラルを活用することについてはどう思われていますか?ご意見をいただけると嬉しいです。


F:実証実験の目標だった「まちの方のお喜びの声や沿線への愛着心」といった部分では、アートの力の大きさをすごく感じられたプロジェクトだったと感じます。今後は壁の調整といった所をスキーム化していきながら、引き続きJR東日本の駅や鉄道沿線を彩るような活動をご一緒できたらいいなと思っております。


W:頑張ります!


F:頑張りましょう!


W:最後に、WALL SHAREへメッセージをいただきたいです!


F:私自身、元々絵画や美術展に行くことが好きなんですが、やっぱりそういう場所に足を運ぶ人って元々アートに関心のある人が多いと思います。一方で、ミューラルはアートに触れる機会のない人にも楽しんでいただけるので、まちの方に喜んでいただけたのはとても嬉しかったです。


また、余った塗料を使って、沿線に住む子ども達にアートイベントをした時には、「あっ、こんな小さな子なのに、こんな素晴らしい絵を描くんだ」と驚き、自由な表現の中に様々な気づきがあったんです。 今後も、地域の方々がもっと身近な所でアートに触れる体験を一緒に作れたらいいなと思っているので、我々としてもぜひWALL SHAREさんと一緒に頑張りたいなと思っています。



プロジェクトで余った塗料を使ったワークショップの制作風景









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