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ミューラル(壁画)を様々な視点から紹介するメディア

【メンバーインタビュー #04】「アートだけでなく、自分もオリジナルでありたい」CEO・川添孝信が進み続ける理由


「なんでミューラルに関わる仕事をしているの?」

「WALL SHAREってどういう人がいるんだろう?」

そんな疑問にお答えするべく、WALL SHAREで働く人に話を聞き、ミューラルへの想いや経緯を探るインタビュー企画。第4回はWALL SHAREの代表取締役の川添孝信(かわぞえ たかのぶ)さん。


interviewer&Text おかゆ川

ヒップホップが変えた人生


── ミューラルとの出会いはいつですか?惹かれていった経緯について教えてください。


19歳の時に日本語ラップを聴き始めたのがきっかけです。ミュージックビデオを見ていると、自然とグラフィティ(壁に描かれた非合法の落書き)を目にする機会が多く、カッコいいなと思っていました。グラフィティは、ヒップホップの文化と深いつながりがあるものなので、日本語のラップを聴くうちに、どっぷりハマっていきました。当時は大阪で1人暮らしをしていたこともあり、まちを歩けばグラフィティが至る所にあったので、「あのミュージックビデオに出てくるグラフィティがここにあったんだ!」という発見もありました。好きじゃなかったら見ないかもしれませんが、ヒップホップを聴いてまちの見方が変わったなと思います。


── 若い頃に影響を受けたものは何ですか?


友達と日本語ラップです。

たくさんの友達に恵まれたことは、自分にとって大きかったですね。人との関わり方や人のつながりの大切さを学ばせてもらっていたと思います。就活の時に、「長所はなんですか?」という質問に対して、友達が多いことですと答えていたぐらい、沢山の友達に恵まれていると感じています。友達がいたから、今の自分がいるのは間違いないです。あとは先ほど言ったように、日本語のヒップホップ。人と同じことをするんじゃなくて、人とは違うオリジナリティを追求しながら表現する姿はリアルでカッコよくて、刺激を受けました。それまでは人に嫌われることを避けて、自分の意見を言わないようなタイプだったんです。ヒップホップを聴くようになってから、「自分の言いたいことは、マジで言うようにしよう」と思えるようになって。周りの人たちの意見を大事にしながらも、自分の軸を持つことも大切だと考えるようになりましたね。


韻シスト・鎮座ドープネス・チプルソ

── 32年間を振り返った時に、人生の転機や変化を感じたのはいつですか?


人生の転機は、東北大震災のボランティアに行ったことですね。

震災から1年経った頃だったんですが、ビルの上に車が乗ったままで、震災の爪痕が残ったままの状態に驚きました。その被害の壮大さに、自分の無力さを実感したんです。元々は体育の先生になるつもりで教員免許も持っていたのですが、社会を知らないまま子どもたちの将来を背負うことは難しいと感じて、一般企業に就職することを決め、色んな経験を積もうと考えました。



ミューラルとビジネスの関係性


── WALL SHAREが始まってから3年が経とうとしています。最初の頃と比べてどんな変化がありますか?


自分の変化でいうと、もっとミューラルが好きになっています。色々なアーティストに出会えば出会うほど、あるいは色々な企業とコラボしながらミューラルを増やせば増やすほど、喜んでくださる人が増えている実感があるので、もっと日本に増やしていきたい気持ちが強くなっています。

周りの反応でいうと、1年目はコロナ禍でのスタートだったので、外にミューラルを描くこと自体に消極的な状況でした。今はコロナの影響が収まりつつある中で、ミューラルを活用してくださる企業さんも増えてきて、ミューラルの注目度が上がってきているんじゃないかなと思います。他にも、ミューラル巡りをするグループが出来ていたり。ポジティブな変化があって、とてもうれしいですね。



── 川添さんにとって、ミューラルの魅力とはなんですか?


シンプルに言うと、「大きくてすごいこと」ですね。この魅力は、年齢問わず誰もが楽しめる部分だと思うんです。僕の息子が2歳の時に、神戸プロジェクトでHITOTZUKIさんの作品を見た時に、「大きいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!」と体をそらしながら驚いていたんですよ(笑) その姿を見て、やっぱり大きいものは人を魅了するし、そこにアーティストのスタイルが重なれば、2歳の子どもさえも足を止めて感動させるパワーがあると感じました。


HITOTZUKIさんのミューラルを見て驚く息子さん

── なぜ、日本で馴染みのない「ミューラル」という言葉を使うのでしょうか?


ビジネスとアートをかけ合わせるに当たり、一番大切にしている姿勢は、ミューラルを取り巻くカルチャーに寄り添うことです。そのため、日本では広まっていないからと造語を作ったりせずに、世界的にも主流である「ミューラル」という言葉を大事にしたいと考えました。


──アーティストさんが自身の表現を発揮できるように、WALLSHAREではどういうことをしていますか?


アーティストさんの歴史や関わっているカルチャーを知ろうとすることです。そうすることで表現にある背景を理解して、アーティストさんの譲れないことや、NGな点を考慮しながら仕事を進めることが出来るのではないかと思います。なので、WALL SHAREでは妥協点を探すのではなく、クライアントさんの実現したい事と、アーティストさんの表現したい事が交わるゴールを目指していけるのは、僕達の強みだと感じています。



ミューラルを死ぬまで増やし続けたい


── 夢を叶えるために日々意識していることはありますか?


オリジナルであり続けることですかね。ミューラルだけでなく、自分もオリジナルでありたいというか。そのために、普段から何に対しても“自分の行動がカッコいいかorダサいか”の判断基準を意識しています。


── 起業やミューラル事業など、挑戦する上で不安に感じたりすることはありますか?


めっちゃくちゃあります。経営者として、常に不安はあって、会社をつぶさないようにせねばという意識があります。ただ会社がつぶれるだけじゃなくて、家族や社員のこともあるので。そういった不安が日々あるので、白髪もめっちゃ増えましたね(笑)


── 挫折しそうな時、どのように自分のモチベーションを上げていますか?


大前提、僕は楽観的なんです。この考え方は、輸入車の営業として働いている時代に得られた部分が大きいですね。当時、車が売れなかった時には上司にめちゃくちゃ怒られたり、トラブルなどでお客さまからお叱りをに受けるようなこともあったんですけど、究極自分が死ぬようなことではないという考えにたどり着きました。何を言われようが、何が起きようが、死ぬことに比べたら自分の悩みなんて小さなことだと思えるんです。だから僕の中では挫折を感じたり、モチベーションが大きく下がるようなことはないですね。


── 川添さんのライフスタイルの中で、中心となっているものは何ですか?


家族と仕事ですね。

特に子どもの存在は、仕事においてもすごく大きいです。子どもが自由にアート楽しむ姿を見て、このまま自由な感性を持ちながら成長できる環境を作っていきたいという気持ちになるんです。

保育園に行って、他の子達が描いた絵を見ると、全部面白いし、みんなオリジナリティがあって自分の表現をしていることがすごく最強だなと感じます。枠に囚われずアートを楽しむ姿は、大人が真似しないといけない部分ですよね。アートに対して自由な捉え方を持ちながら子ども達が成長できるように、ミューラルを通じてアートが身近な環境を作りたいです。


2歳の息子さんが描いた「もんすたみー」

── 今後の目標や、叶えていきたいことについて教えてください。


答えは1つしかないです。「ミューラルを死ぬまで増やし続けること」ですね。


── ミューラルにチャレンジしてみたいと思う企業・行政の方々にメッセージをお願いします。


ミューラルは業界のジャンル問わず、初めてアートを活用する場合でもチャレンジがしやすいものだと考えています。WALL SHAREでは、行政をはじめ、飲食業界、農機具、鉄道会社、飲料メーカーなど様々な業種の方にご利用いただいております。ご一緒させていただた作品は、まちづくりやアート文化の醸成にも貢献できると思うので、ぜひお気軽にご相談いただければと思います!


Mural by FATE & SUIKO

【好きな曲】

好きなラッパーの1人である、NORIKIYOさんの『What Do You Want』。

リリック(歌詞)、ビート、映像、全てが最高です。この曲を聴くと「自分ってちっちぇーなぁ」と思わされて、やる気が出ます。



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